「陽性反応でした。」その時…。

目まぐるしく状況が変わり,翻弄された1学期が終わりました。一刻も早い治療薬とワクチンの開発・完成が望まれます。北九州市,福岡県でも連日陽性反応結果の人数が報じられています。短い夏休みではありますが,休みの期間中もそれぞれができる対策に,気を抜くことなく取り組みたいものです。以下のことについて,再度確認をお願いいたします。

1.手洗い・うがい・消毒・距離を取る・人ごみに近づかない

基本的なことですが,気持ちさえあればできることです。

2.体調不良者,持病のある方のことを考える

自分自身に症状が出ていないから大丈夫という考えは捨て,ウイルスを保有してるかもしれないという発想で,相手との身体的距離を取りましょう。

3.感染・濃厚接触・PCR検査

家族,親族,同僚などの近い方に感染者や濃厚接触者が出た時は,医療機関や保健所の指示を受け,必ず学校にも連絡してください。夏休み期間は各学年の携帯電話に連絡してください。

4.「陽性反応でした。」その時…。

①くり返しになりますが,ウイルスは目に見えず,そこかしこにあるのです。きちんと対策していても,感染することは避けられません。自分自身や家族に陽性反応が出ても,それを「悪い事」「申し訳ない事」と思う必要はありません。直ぐに学校にも報告し,医療機関の指示に従ってください。

②周囲に陽性反応結果の人やPCR検査を受けた人が出た場合,偏見の目で見たり,心ない発言をしたりという人間性の疑われる言動はやめましょう。落ち着いて,自分自身の取るべき行動を選択してください。

5.3密防止+熱中症対策3トル

夏休み中は,3密防止に加え,熱中症対策にも気をつけましょう。外では,「距離をとる」「マスクをとる(2m以上離れている場合)」「水分を取る」の3トルも心がけ,熱中症にも気をつけて夏を乗り切ってほしいと思います。

その人の立場や状況,関係性によって感染してもいい人・感染してはいけない人という線引きはありません。「自分だけ良ければ…」という心が周囲を責めたり,攻撃したりという感情を生みます。「人の子も我が子と思う」心を大人が持ち,子ども達に正しい手本を示したいものです。              文責:原